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うつ状態を自力で抜け出すために必要なこと [空想・哲学・思想]

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長い人生を生きていく中で、うつ状態になることは決して珍しいことではなくなってきている。

寿命の長期化が進み、それに比例するように心の健康を損なう人々が増え、ストレス社会と呼ばれる現代。

人生をより良いものに、実りあるものするためには体の健康だけではなく、心の健康を保ち続ける必要があると言える。

そのためにも、うつ状態を自力で抜け出すための方法を知っておいて損はないだろう。


うつ病の症状や関連するデータ

うつ病とは、気分障害の一種であり、抑うつ気分、意欲・興味・精神活動の低下、焦燥(しょうそう)、食欲低下、不眠、持続する悲しみ・不安などを特徴とした精神障害である。(ウィキペディア参照)

日本の精神疾患の患者の割合の中で、うつ病患者が一番多い。(厚生労働省の精神疾患のデータH23年参照)

日本のうつ病患者は15年前と比べると2倍以上増えている。(厚生労働省の精神疾患のデータ参照)

内閣府が作成した自殺統計の分析によると、日本の自殺者の死因一位は健康問題であり、その健康問題の中ではうつ病により自殺した者が一番多い。

つまり、日本の自殺者の多くはうつ病が原因で自殺していると言える。



うつ病患者の精神状態

うつ病の症状の重さによっても多少変わるが、

・日常的に死にたいと思うようになる

・自分は価値がない存在だと思うようになる

・これから先の人生に希望を見いだせなくなる

・やる気や気力が驚くほど湧かない

・自分の存在が周囲にとっても迷惑なものであると考え始める

他にも食欲が湧かなくなるなど、肉体的にも悪い影響が出始める。



うつ状態を抜け出すために必要なこと

うつ状態を自力で抜け出すために必要なのは、

・成功体験を重ね続けること(小目標をクリアし続ける)

・自分なりにがんばれたときは自分を褒めるあるいは認める

・弱音を口に出さないようにすること

・何もしない時間を作らないようにすること

・少しでもいいから食事を取り続けること

最低でもこの5つのことが必要になる。


成功体験重ねるというのは、毎日家事の手伝いをするでもいいし、毎日1冊本を読むでもいいし、毎日30分運動をするでもいいから、簡単なことでいいから自分で決めた目標を毎日達成し続けるということだ。

自分で決めた目標を毎日達成することで、少しづつではあるが自信が生まれる。

自信が生まれることにより、何もできないダメな自分から進化することができ、少しずつ自分なりに自分の努力を褒めたり認めたりできるようになる。


弱音を口に出さないようにするというのも意外と重要なことだ。

言葉には力がある。

偉大な業績を持つ人の素晴らしい演説を聞けば鳥肌が立ち、心が揺さぶられる。

友人の経験した話を聞けば、共感したり、つまらないと思ったりする。

他人の言葉に影響力という名の力があるのならば、自分の言葉にもあって当たり前だ。

とにかくネガティブな発言はしないように気をつけること。


うつ状態にあるという自覚があるならば、何もしない時間というのは作ってはいけない。

精神的に落ち込んでいる人間が何もしない時間を作ると、悪い考えばかりが浮かんできて余計に落ち込むだけだ。

何も考えない瞑想をするような時間ならばいいが、悪い考えばかりが浮かんでくるような何もしない時間は作らないようにしたほうがいい。


うつ状態の人間に共通するのは自分に自信がないということ、自分は必要のない存在であるという強い思い込みだ。

その状態を抜け出すには、自分に出来ることを少しづつ増やしていき、自信をつけることが重要になる。

元のそれなりに自信があった状況の自分に、ほんの少しでもいいから近づいていくことが大切だ。



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